【困っているけど理解されない】

うちの法人は月1回、自分たちで考えて研修を行います。

その中で、今回は丹波篠山市東部の一部の方のために草刈りボランティアをしました。

なぜそれをしたのか?そういった投稿となります。

今回は「困っているけど理解されない人」に関する投稿です。

いろんな意味で地域活動ができない人がいます。

車いすに乗っているなどは見てわかるため、ある一定の理解はありますが、見た目が普通である精神疾患の方々は、地域の理解が得られない場合がたくさんあります。

一昔前の話をします。

この話は今から15年以上前の話です。

私が尼崎市立身体障がい者福祉センターで、主任体育指導員兼主任相談員兼自立訓練の責任者をしていた頃のお話です。

精神疾患の方々の理解が、今は比較的ありますが(もちろんまだまだです・・・一定という意味です)、理化されなかった時期。

会社でうつ病になると、会社を休みながら投薬治療等を受けます。

そうしながら少し良くなってくると運動療法も+されていきます。

適度な運動は脳内の神経伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)を調整し、気分を安定させるのに役立ちます。さらに、運動はストレスを軽減し、睡眠の質を向上させるため、心の健康にとって大きなメリットがあります。

ウォーキングやジョギング、ヨガ、筋トレなどは、うつ症状の改善に役立つとされています。特に屋外での運動は、自然の中でリラックスでき、気持ちを前向きにする効果が期待できます。そういう意味で、運動をしていかれますが、ここでのポイントは楽しくワクワクするかが、神経伝達物質の量に比例していきます。

しかし、当時は同僚がそれを見ると遊んでいる!という認識があり、なかなか自由に遊べない状態がありました。

今は少しマシにはなっていますが、このような状態が地域であった場合

「あの人うろうろしてるけど、地域のことはしない」などとなってしまいます。

また高齢者の方には、「わしらの時代は我慢したんじゃ、もっと我慢しろ!」と仰る方もいます。

先日、市長も「勉強ができるのに、なんで働けないのか?」という発言もされていると伺いました。(ちなみにこの市長へ相談に行かれた精神のご病気を患っておられる方は、中学・高校は90点以下をほとんどとっていないそうです)

精神の病気は簡単に理解できるものではなく、根性論でもどうにかなるものでありません。

なぜ、このように精神疾患の方々に配慮するようになったかは別の機会に書きますが、どうしても普通(そもそも普通の基準が日本は間違っています)のことができない人がいます。

走ること、投げること、飛ぶこと、これができないことがやっとここ最近発達障がいだと認識されるようになりました。

発達性運動強調障がいというものもあります。

発達性協調運動障がい(DCD)は、子どもの運動機能に影響を及ぼす神経発達障がいの一種です。DCDの子どもは、歩く、走る、ジャンプするなどの基本的な運動が苦手で、動作がぎこちなく見えることがあります。また、鉛筆を持つ、ボタンを留める、靴紐を結ぶなどの細かな動作も難しく、学習や日常生活に影響を及ぼすことがあります

大人になっても車の運転が苦手であったり、うまく動けないことがあったりします。

もちろん草刈り機なんて到底使うこともできません。

しかし周りからは普通に見えます。

そうすると周りから差別が生まれだしてしまいます。

私はこういった無理解をなくすために議員になっています。

町の発展、少子化の問題と教育の問題と並行して、一人でも丹波篠山で済みやすいようにしていくのが、私の役目だと思っています。

2025水無月会議が始まって・・・

6月に入り、議員になって2年目の本会議が始まりました。

正直、1年目は何もわからず、すべてが初めてで体調を崩したり、頓珍漢な質問をしたり

質問をしないといけないところでしなかったり、たくさんの方にご迷惑をおかけしました。

議会というちょっと変わった世界でのいろんな出来事

こちらの見る目線や、周りの見る目線が大きく変わることもありましたが

基本は自分は自分・・・

弱い立場の人に少しでも力になること、しっかり小さな声を拾うこと。

私自身がたくさん助けてもらいました。

尼崎で働いていた時は渦中の丸尾議員や引退された議員さん方。

当時、丸尾議員はまだ市議会議員でした。

丸尾議員とはファミレスでいろんな話をしたことが今も思い出されます。

となりの市の前市議会議員である前川さんにもずいぶんお世話になりました。

議員というのは、弱い立場の人をいかに市が目を向けるようにするか?

弱い立場の人の声は行政にはなかなか届きません。それをいかに届けるか?

また集団的な風潮の中で、1人が放り出されないようにすることも大切だと思っています。

もちろん、行政のお金の使い方や、市の方向性を考えることも大切です。

その中で、市の農業や商業、まちづくりや観光、そうして教育や福祉

私のパートは教育と福祉であり、そこから市内全体のまちづくりへとつなげていきます。

今回の新たに入った議員の中には、農業に特化した人、DXに特化した人、人権に特化した人など、私が専門とする教育と福祉以外に専門の方々がたくさんおり、そういった専門分野を活かして、丹波篠山市をより良いものへとしていきたいと考えています。

そのためには皆さんの意見や思いが必要です。

なんでもお伺いしますので、遠慮なくお申し付けください!

【議会報告会】とワークショップ

「自治会・まちづくり協議会の現在・過去・未来」~持続可能な活動に向けて~

日時:5月21日(水曜日)19時~20時30分

場所:市民センター 2階 催事場1・2

昨日はたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。

ワークショップでは貴重なご意見ありがとうございます。

皆んなで進んでいく、皆んなで協力し合う

すごく大切なことだと思います。

本日が第3回の最終となります。

第1部 師走会議(12月)・弥生会議(3月)のご報告

第2部 テーマに基づいての話し合い

[本日の開催場所]

3.「丹波篠山の農業の未来像」~5年後の農業はどうなる?(今取り組むべき課題は)~

​​​​​ 日時:5月22日(木曜日)

場所:西紀老人福祉センター 2階 多目的ホール

お困りごとのご相談

昨日、一昨日も地域のなかでのお困りごとをお伺いしました。

5件のうち3件が地域の草刈りのご相談であり、高齢化の単身住宅が数軒並ぶところは、なかなか草刈りが大変であり、また地域性もあることから出役しないと村八分にあったり、地域から刈れないことの苦情を受けること。

また、土地が大きい方も多く、刈っても刈ってもという悪循環で体調を崩す。

自分の土地と言えど耕作放棄地になっているところの草刈りの大変さ

裏手の山の斜面や川沿いの不安定な場所

業者を雇うにしても、すぐ生えてきて頻繁すぎとなり費用面で大変

単身高齢世帯の方の横のつながりなど。

少子高齢化のさまざまな課題が多様化しており、いかに市や行政が介入していくかが課題。

とある一軒は、ドアの建て付けや網戸の外れなんかも車の工具で直してきました。

戦争を経験したり、世の中全体が大きく貧しかった時代の方々の我慢される世代の方は、なかなか声を上げにくく、小さな関わりの支援や地域のつながりを大切にすることなど、しっかりと考えていく必要があります。

行政視察研修

5月13日・14日の2日間

13日の福岡県宗像市の市民参画・共同の取り組み、コミュニティ施策について

宗像市では「市民が主役の町づくり」を掲げ、地域住民の自治コミュニティ施策と「市民参画」、「協議」を基本理念にまちづくりを進められていました。

どうしたら市に対して無関心といわれる方々を、市の方に向けていくか?

丹波篠山にも活かしていける面白いアイデアがたくさんありました。

オレンジ基調の明るい空気の市役所でした。

14日は

熊本県山鹿市、健幸都市宣言をされた、赤ちゃんから高齢者まで誰もが生涯を通じて心と体を健やかに保ち、地域とのつながりを大切にしながら健康寿命を延ばして幸せに暮らしていけるようにされており、人が元気になるとまちも元気になるというスタンスです。

何を隠そう、私は教育の話をよくしているので教育の人間だと思われがちですが、ドイツのライプチヒ大学スポーツ科学部に留学したスポーツトレーナー兼整体師であり、日本スポーツ協会公認の健康運動指導士でもあります。

健康寿命を延ばすために病院などで健康体操をしてきた人間であり、健康寿命を延ばすことが医療費削減に大きな効果を表します。

人口4.8万の市で、丹波篠山より少し多い状況

そんな市で2,000人近くを集めてできる健康イベントを開催されるというすごさ

市民の意識をどれだけ健康に向けていくか?

健康なうちは健康管理のことは除外されており、健康を害すると健康管理が1番になる。

人はその立場にならないとなかなか本気を出せない中で、たくさんの人を集めることができる企画力等々

そんな素敵な取り組みを町全体でされていました。

未来のために一歩ずつ・・・

やれることからやっていきます。

ひきこもりと不登校についての講演会

5月10日は【ひきこもり、無理やり登校させるべき?】の講演会へ

当事者のお母さんの俳句

思いを俳句にされており、体験談をお話しいただきました。

このお母さんは、心配しないこと、親が変わることを一生懸命伝えられていました。

子どもは敏感に親の本当の気持ちを察していく力を持っています。

親が変わる、これが難しいですが、周りの支えで変わっていきます。

そんなお話・・・

そこからは、当事者の方の思いのつまった講演会をお聞きしました。

講師は、家庭内でのコミュニケーションにおいて、特に引きこもりや不登校など心を閉ざしがちな人々に対し、まず安全で信頼できる環境を提供することの重要性を強調されていました。
具体的には、相手が本来語りたいことを抑え込んでいる場合、初めは聞く環境を整えることで、本音を引き出し心を開かせることができると説明される。
また、聞く行為自体も体力と同様に鍛錬が必要で、最初は短い時間でも、持続することで聞く体力が向上していくと具体的な自身の経験を交えながら語られた。
さらに、肯定も否定もしない受容の聞き方によって、たとえ「死にたい」といった極端な気持ちの表出であっても、そのままの状態で受け止めることで信頼関係が深まり、話し手がより安心して心を開くようになると思いを述べられた。

講師は、結婚当初に妻の話を十分に聞かなかったことが原因で夫婦喧嘩が発生した経験を持っため、『妻といるときは妻の話を力尽きるまで聞く』と決意し、十年間実践した結果、妻とのコミュニケーションが格段に改善され、聞く体力も著しく向上したという具体的な事例が紹介されました。
・ 最初は聞くことが苦痛であり、どうしても遮ってしまう癖があったが、意識的に自分 
   の体力と心を鍛える実践を継続した。
・ 妻の話を全て聞ききることで、相手が受け入れられているという実感を得た。
・これにより、夫婦間の信頼関係が深まり、家族全体のコミュニケーションも改善され
   た。
ただし、一度生じた不信感は取り戻すのが難しいため、日常的な聞き方の実践が不可欠であり、相手の話を聞く際は、自分の感情や判断を持ち込まず、純粋に受容する姿勢を維持することが大切で、聞く行為も他のスポーツと同じく、練習と継続が必要であるとのこと。

もし相手が極端な否定的発言(例:『死にたい』)をした場合でも、肯定も否定もしない受け入れ方で対応することで、大きく現状は変わり、聞くことが物理的に疲れる場合は、短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていくべき。他人と比較せず、自分自身のペースで傾聴力を向上させることが大切である。

 親自らが変わり、自身の内面を見つめ直すことで、子どもの不登校や引きこもりの問題に対する解決策を探ることふができていきます。
 そのための、周りのサポートと同じ目線が重要であるとのこと。

どうしても、人は助言しがちだが、相談する相手は助言を求めていないことが多い。

つまり、自分で思いを話している中で、今の自分に気が付ける、それが本当の傾聴であり、相手の満足度をいかに優先して関わることができるか、それが課題になってくる思える。

ちなみに、今日は大学の友人の紹介でいきました。

会うのは10年ぶり。お互い年をとりましたな。

茨木市の文化・子育て複合施設 おにクル

本日は大阪府茨木市の子育て支援の現場を見てきました。

市役所の横に大きな複合施設

1階はイベントフロアー、たくさんの遊具もあります。

絵本コーナーもたくさんあり、ワークショップも1回のフロアーで20店舗以上出て行われていました。

特記すべきは・・・

子ども支援センター

土日でも空いているため、いつでも相談も受けられます。

平日はもっとたくさんのスタッフがいるようです。

託児もあり、小児科も入っています。

子どもと親が遊べる場所はフロアのいたるところにあります。

外も、遊び場やピクニックスペース、たくさんのベンチがあり、親子で自由に過ごせます。

人口規模が丹波篠山とは違うため、一概に横一線で比較はできませんが

丹波篠山でも市民センターをいい形で使っていけばこういった形には近づけると思います。

まだオープンして1年ちょっとですが、市民の憩いの場になっていました。

3階は、音楽スペースやスタジオ

4階は、大ホール

5階は、図書館、ちなみに2階にも絵本コーナーはあります。

6階は、テラスやカウンター

7階は、市民活動センターやさまざまな交流スペースとプラネタリウム

1日、遊べる施設です。

けあぺんでランチ

このけあぺんさんは、就労Bという障がい者就労の施設をされています。

実はオーナーの平田さんとは、前職で一緒に採用された長い付き合いの友人であり

一緒に児童養護施設(親に事情があって代わりに子育てする里親の大舎スタイル)で6年勤務していました。

そこから常日頃、私を助けてくれた心優しい友人です。

彼がいなければ、潰れてしまって、今のように人のためには動けていなかったといっても過言

ではない素敵な素敵な友です。

温かみのある素敵なけあぺんの喫茶店。

高齢者の方のためにお迎えにまでいかれていました。

本日は私もランチをいただき・・・

こんな素敵なランチが900円でコーヒー付き

ご飯もおいしいし、おかずもしっかり地元野菜が吸収できるランチ

みなさんも金曜日はけあぺんさんへ。

こんな温かい支援があることは篠山にとって誇りだと思います。

今後も素敵な支援をされることを願っています。

1年を終えて

去年の5月より始まった議員活動

去年何もわからず参加した【丹波篠山市人権・同和教育研究協議会】の理事

2年目になれば、1年を通してこの協議会が目指されていることが

私の活動の一部となっています。

人権課題の解消と人権文化の確立は、まだまだこれからの部分もあり、それぞれの意識が大切

ロシアのウクライナの戦争など、世界各地で起きている紛争は他人事ではなく、日本は沖縄戦や島守の塔、原爆投下などさまざまな苦しみを抱えている国であり、その思いは風化させる手はいけないことだと感じています。

今年1年も理事として、しっかり啓発活動を行っていきます。

しかしながら、この4月中旬から5月にかけては、小学生や中学生の保護者50人弱と1人1時間半という時間を使って意見をお聞きし、また障がい者の当事者の方々からもたくさん意見をいただきました。

上記の人権問題と同じく、障がい者に対してまだまだ日本全体が優しい国ではありません。

歩道はかまぼこ上になっており、車いすや白杖を付かれた視覚障がいの方には歩きにくい道であり、また車いすで自由に動き回っている方々の少なさは、阪神間で福祉の仕事をしていたものからすると、とんでもなく僻地です。

この課題は市から国に向けて話し内容ではありますが、市としても方向性は必要。

この1年は不登校や引きこもり、虐待や障がい者に対する差別や配慮について、しっかり市と話し合っていきたいと思います。

歩道怖いですもんね、こうなるのは必然です。さて・・・

僻地の診療所の現状

丹波篠山市にも地区内に診療所がないところに、市が診療所を開設しています。

草山診療所
小児科、外科は難しい
診療所のドクターは内科、肺が専門
数人の日から20人の日があるが、予約制ではないため大変
病院連携が難しいこと

一人でやっているので、血液検査の見落としがないか?等の不安もある様子
血液検査の簡易キットがないため、業者扱いとなり、簡易的なものでも次の日になる。
スタッフの定期的な確保の課題

総合診療のある丹波篠山医療センターの存在はありがたいが、今後の不安がある
街全体での健康福祉や健康寿命の延伸が必要

まむし等が多いが、丹波篠山市には血清がないので、緊急で一分一秒を争う状態の中不安が多い
このまむし等の対策や注意喚起は、学校教育の中で対応が必要であるとのこと
東雲診療所
後期高齢者が患者の基本であり、院長は15年勤められています。
感染症に特に配慮しながら診察をされている。

東雲は僻地の診療所ではなく、山鳥病院や小畠医院があるため、補助的な扱いだからやりやすいとのこと。
鼻から入れる最新の胃カメラがあり、春には胃の調子が悪くなる方が多く重宝している

篠山医療センターが3月末に6科目なくなった。
総合医療なので、診断はして丹波医療センターに回る
東雲からは眼科や耳鼻科や泌尿器科は岡本病院に回す

兼務されている後川の僻地診療所
外科は30〜40ccくらいの局部麻酔のみ、縫うくらいはするが先生の年齢が66歳で、
現在、定年延長で後2年の勤務だが、その後が決まらない場合は、続けられるか?
ここは医者には定年がないので、条例を変えていくことで対応は可能だと考えられる。

山鳥院長は82歳という高齢であり、山鳥院長の後がいない
息子たちは都会で勤務、帰ってくる可能性は低いとのこと。
後、何年かしたら東雲診療所と小畠医院のみとなり、病院難民が増える
経過観察が必要な状態
今田診療所
基本的な外来対応➕リバビリも可能
整形の患者は多いが、整形の先生は月2回(篠山医療センターより)
理学療法士が居らず、経過措置の治療
ただ、いつもの治療という高齢者スタイルなら伸びていく
篠山地区に出向いて行くよりかは、リバビリ効果が高い

内科でも心筋梗塞など心臓に強いので、救急受け入れの手前の判断が早い
僻地だが、僻地診療の中では圧倒的な患者人数

看護師の人数は3人で、1名欠員状態とのこと

医療の充実は必須であるため、課題を明確にして対策が必要です。