心療内科の先生とのお話。

心の課題に対して専門家である心療内科の先生

私が心の課題に運動を通してアプローチしていることを聞きつけ、どういうものなのか見てみたいとのことで、興味津々でお越しになられました。

心のプロなので、心と思考と身体がつながっていることは重々理解されています。

心を支援するには体の支援が必要

そういったことも理解されていますが、脳科学をしっかり理解されていない場合もあります。

先日、何をやってもうまくいかない、仕事でミスばかりする、仕事を覚えられないといった方が治療に来られたそうだが、IQのテストでは問題はなく、EQの課題であり、その解決は認知行動療法しかないといわれていました。

実際に、投薬に伴う認知行動療法の効果はどの程度のものか?という私の問いに

「考え方を変える」こと自体が、強いトラウマや自己否定感のある人には負担になる場合が多く、かなり課題があり困っているというのが相談でした。

 念のために申しておきますが、私はスポーツ科学の専門家であり、脳科学はその分野にはあるものの、そのすべてが専門ではない。

 しかし応用的に考えて、仕事のミスがワーキングメモリーの課題であった場合は、スポーツ科学で対応が可能である。

 また、新しいことを覚える分野に関しても、スポーツ科学で対応が可能。

 つまり何をやってもうまくいかない原因が、ワーキングメモリーに伴うミスであったり、覚えることが苦手な分野に関しては、スポーツ科学の運動療法で、脳科学にアプローチができます。

 実際に、心療内科の先生に体験していただきました。

 脳が活性化する体操や遊びを行った後に、記憶が向上するか?という課題

 20分ほど一緒に笑いながら活動(遊び)をすると、明らかに脳が活性化したことがわかるとのこと。

 もちろん脳波を図って行ったわけではないので、本人の感覚優位とはなりますが、この方はドクターなので、自分で自分の変化に一生懸命に理屈をつけられていました。

 どうしてこの分野が、医療と連携できないのか?

 そういった課題を一生懸命に説いておられましたが、ドクターの手術に差があるように、また薬のように90%以上の方に同じ症状が出るようなものではなく、行う人の能力よって差が出るこういった手技は医療との連携がむつかしく、効果も体感であるため、身体の感覚がトラウマやPTSD等で大きく離れている場合(心と身体が連携していない場合)、その効果が理解できない場合もあるためでした。

 ドクターは言語化能力や理屈の部分で長けてらっしゃるので、話していてすごくおもしろかった。

 しかし、以前の丹波篠山の眼科医と同じく、この手技は連携していくことでどんどん世の中を楽にして行ける可能性があること、すごくワクワクされていました。

 また、どうしたら大人がワクワクして遊べるか、そこも重要だとおっしゃられていました。

 あとは、同じレベルで手技が使える人を増やしていくことですが、ここが一番の課題となっています。

 手技の確立のためには経験が必要で、よりたくさんの方々を見て行く必要がありますが、うちの職員たちは日々子どもたちの支援に精一杯尽くしてくれているため、夜もボランティアでこの領域も頼む当いうわけにはなかなかいかず・・・

 この思い、うまく伝わるといいかと思います。

 困った人を救う力がすこしでもあるのなら、その力を活かしてほしいと思います。

 普段子どもたちに支援している運動療法の土台はこんな感じ

 遊べば子どもたちは変わっていきますが、まだまだ指導の目線が強い

 【大人も全く同じで、いかにワクワクすることができるか?】

 ワクワクすることで脳が活性化します。

この図を見てわかっていただけるでしょうか?

今できないことができるようになる仕組み

あくまで上の図は概要ですが、人はいつからでも変わることができます。

そのための支援を行っています。

困ったことや悩むことがあれば、遠慮なくお越しください。

今、悩むことも体の支援で変わっていきますよ!  

神経刺激で人生は大きく変わる、今からでも何歳からでも!