国政選挙に伴う市民の意識

選挙の前になると一生懸命動く人、選挙にだけはいこうと声高々にいう方々

特に否定するつもりもないですが、これってどうなんでしょう?

スポーツ科学の脳の部分からひも解いてみたいと思います。

人の思考と感情は動くということをする時に大きく影響をあたえるものです。

【選挙に行って世の中をよくしよう】

 これがわからない人は世の中のごく少数だと思います。

 ほとんどの人が日本が良くなってほしい、当たり前の生活がしたいと思っています。

 あくまで私が言っているのは【理解】であり、【理解】=思考の部分となります。

 ただ、期待したい政治がない場合、そのために日曜日行くかという課題になります。

 この部分が【感情】の部分となります。

 逆を言えば期待したい人がいないという感情といかないが=(イコール)になっている可能性があり、

 それが今の投票率の低い理由の一つになっています。

ここで大切なこと、

私は投票に行くことはとても大切だと思っています。周りにもしっかり投票に行くように話をしていますし、世の中は自分たちの手で変えていくものだと伝えています。

しかし、市議選にしても国政選にしても投票率が低い。このことが呼びかけでだけでなんとかなるものなのか、若い人たちに聞いてみました。

もちろん、声をかけられた人はある一定行くことがわかっているので、それも大切なことです。

その中で一番多かったものが今回の【思考】【感情】の課題でした。

選挙に行くことで世の中が良くなる可能性があるのは皆さんよくわかっています。

しかし具体的な政策がピンとこなかったり、何をしていくのかがわからないというものでした。

また親世代が失敗したのだから、それを子どもにおしつけるな!自分たちがつぶしたものは自分たちで何とかしろ!というものもありました。

これに近い意見で、親や先生の言うことを聞いて大人になったのに、その親や先生が間違っていましたという今の世の中、私たちはどうしていったらいいのか?

特にすごい意見として私が感銘をうけたのは

 「夏休みの宿題、いつも最後にしかしない人間が、今の政治に興味を持てるか?」というものでした。

 たしかに、

 宿題はしなければいけないことはわかっている。

 早くやれば後が楽になる

 目の前のことに取り組むことが大切だとわかっている

 これら全てが【思考】によるアプローチで分かっていることです。

 でも【感情】が邪魔をして、面倒くさいことを後回しにしてしまいます。

このあたりが、今の政治に無関心といわれる人と大きくつながると思います。

みんな動かないと日本はだめになる!と分かっています。

しかし、わざわざ時間を作ってという部分が、この夏休みの宿題と似ています。

見通しや理解の【思考】はみんなありますが

【感情】に伴う後回しは、夏休み最後になってわかる心理と似ていると思います。

実際にこれに似た事例で

障がい者を持つ家族は福祉や人権をしっかり考えますが、障がい者が身近にいない人は他人事なのもこの思想とよく似ています。

そう、当事者はとんでもなく苦しんでいますが、当事者ではない人は気持ちがわからない・・・そのため無意識の差別がたくさん起こっています。

では、どうしていくのがいいのか?

これはやはり小学校から高校の勉強の中で、机上の勉強だけでなく政治を身近に感じられるような教育をしていかないと、さらに世間の思いと政治にかかわる人の思いはさらに離れていくと思います。

つまり、選挙にいけ!とだけ言う人には、なぜ、若者がそこに向かえないのか、私たちが行ってきた教育や世の中の風潮がいかに間違っているかが抜けている方も多くいます。

若者たちの意見を聞いていると

投票にいってくださいませんか?と頼むことが、大切な気がします。

私たちがおこなった世の中への動きが失敗していることも否めません。

若い世代にお詫びしながらお願いしていくことも大切です。

もちろん、私は市議会レベルから国を動かすつもりで毎日、小さな事案を大切に動いています。