児童虐待や子どもの貧困について

この2つの課題は全国的な課題でありつつ、私が住む丹波篠山でも起こっています。

子どもたちは守られるべき存在であり、未来の宝であるにも関わらず、虐待を受けたり、ご飯を普通に食べられない子たちがいます。

このお話をしても、本当に困っている人は少数派であるため、なかなか信じてもらえません。

実際に丹波篠山でもたくさん起こっています。

ひとり親家庭だからといわれる場合もありますが、虐待に関してはそういう背景だけで括るべきではありません。

当たり前にご両親がいて、当たり前に暮らしているだろうと思われる子たち。

そんな子たちの中にご飯が食べれず、給食が楽しみな子

毎日暴力を振るわれたり、ご飯が食べれない子

しつけと称してご飯や好きなことを取り上げてしまう家庭

そんな家庭がまだまだ見えない状態としてたくさんあります。

なぜ、そのようなことが起こるのか?

それは子どもたちが声をあげる力がなかったり、周りの大人が無関心だったりすることで起こります。

実際にご飯が食べれず、苦しんでいる子がいます。

とくにそういった虐待は表に出てきにくい虐待であり、子どもも助けてほしいとは言えません。

そんなん言えるじゃないか?という人もいるかもしれません。

しかし小さいころから虐待が日常化している家では、子どもにとってそれが当たり前の世界であり、それが困ったことだと子どもの間は表明することができません。

今回3件のそういったご家庭と繋がり、保護者にお話をしましたが、しつけの意味が分かってらっしゃらない家がすべてでした。

子どもは大人の所有物ではなく、いうことを聞かせる存在でもなく、一人の人格をもった大切な存在ですが、まだまだそういったインクルーシブ教育の多様性は理解されません。

残念なことですが、法に頼るしかなく

児童福祉法第29条を使うこととなり、子どもは児童相談所に一時的に預けることとなり(こういうことを一時保護といいます)、1名は児童養護施設に緊急入所となりました。

施設に預けてかわいそうに・・・という人がいました。

私も20代のころ、児童養護施設に勤務しました。

一番信頼する親に虐待されることで子どもの心は大きく壊れてしまいます。そのことによって大人になっても人を信用できない子になったり、すごく人生を苦労していきますが、すべてを受け止めてくれる児童養護施設は、子どもの心の回復に大切な居場所の一つです。

日常的に虐待を受け、ご飯もろくに食べれない、人が信用できないような問題行動を起こす状態となっている子どもの心を守ること、それは大切なことです。

もちろん、そんな虐待を受けている子どもたちは、それでも親が大好きです。

親に代わってほしい、頼むから子どもを大切にしてくれよ!涙が出る事案でした。

親御さんが苦しんでいることもわかりますが、子どもは親しか頼れません。

こういった活動は議員になったから行っているのではなく、児童養護施設に勤務した20代の経験から、丹波篠山内だけでなく、いろんな地域でこうやって動き、もちろんやり方を間違ったことも過去にはあるため、殴られたり脅されたりしたことも多々あります。

子どもたちを守りたい。

こういったことがまだまだあるんだという事実をみなさんに知ってほしい。

あなたの身の回りにも、苦しんでいる人はたくさんいます。

大人でも、夫婦でも虐待(DV)はたくさんあります。

変だな?と思ったら、地域で子どもたちや弱い立場の人を守っていきましょう。

まずは知ってください。

虐待とは・・・