生成AIも活用し脱チョーク&トーク
AIなどのテクノロジーとの関わりのためには?
未来の子どもを育てるための先生を育成していくためには、学びの空間改革も併せて進める必要があります。
先生がチョーク&トークではだめで、黒板を教室の壁3面に設置する必要があります。
GIGAスクール構想の教育改革は、
・最初から教科書を開く授業
・全員が前を向いた机の配置
・教師を向いての発言
・学習課題を「めあて」「~しよう」と表現する授業
・協働的な学びがあっても個別最適な学びがない授業
といったものを無くすためのものだと考えられています。
教科書をすぐに開いてしまうと、そこには問いだけでなく、過程や答えが載っている。 学習課題を教員から一方的に提示してしまうと、子どもの問題発見につながらない。 たとえを元に考えるのではなく、その子どもの独創性を育てるためには、例題は必要ないことも多い。 また、机が前を向いていることや教師を向いて発表することは、教師主導の授業になっている表れであり、その意識的な改革も必要となる。 協同的な学びを意識するあまり、個別最適な学びは意識されているだろうか?
丹波篠山でも個別最適な学びとは言われているが、まだまだ協同的な学びは多い。
重要視されていない学習の仕方の指導
これからの授業を良いものにするには?
(1)基礎・基本の知識・技能を先生が指導する
(2)学習の仕方を先生が指導する
(3)先生が課題を提示し、子どもが解決する
(4)子どもが課題発見も解決もする という、四つの段階があります。
日本は(2)の段階があまり重要視されていないのではないかと感じることが多い。
秋田県などの教育先進地域では、この段階の重要性を理解しているデータがあります。
全国に子ども主体の教育を発信するには、理念だけでなく具体的な理論まで含めてシェアする必要があり、「理念」と「理論」と「具体的な指導方法」を若い先生方に示すと、ものの見事に3カ月で教師主導から子ども主導の授業になったという事例もあります。 (鳴門教育大学教育学部提供)
これからの教員養成は、教職課程カリキュラム改革だけでなく、DX改革も両輪で行う必要があり、ICT機器はツールではあるが、それらを使いこなす力は基礎力であると認識してほしいと考えます。
